需要と供給の関係を具体例を挙げて簡単に解説

経済学入門

需要とは

需要とは、ある商品を買おうとすることです。

人は、商品を安く買いたいと考えています。

そのため、商品の需要は価格が上昇すると減少します。

供給とは

供給とは、ある商品を売ろうとすることです。

人は、商品を高く売りたいと考えています。

そのため、供給は価格が上昇すると増加します。

需要と供給によって、モノの値段が決まる社会では、モノの値段は上下します。

例えば、晴れてる日は傘が安いのに、雨の日だけ傘が高い、ということがあるとします。

傘が欲しいと思ったタイミングで、値段が高くなるのです。

これは、みんなが「欲しい」と思ってるからこそ、値段が高くなるのです。

傘が欲しいという需要が増えたら、高くても売れるという状態になります。

そのため、雨の日は、傘の値段が高くなるのです。

ウーバー

次に、ウーバーの例です。

ウーバーとは、個人がタクシーをやることです。

ウーバーは、晴れの日は安いのに、雪の日は値段が高くなります。

まず、雪の日というのは、ウーバーを使いたい人が増えます。

雪の中を歩いて移動するより、車に乗って移動したいからです。

一方で、運転する側から考えると、雨の日は運転をしたくありません。

なぜなら、雪の日に運転して、スリップしたら、大変だからです。

雪の日は、ドライバーの供給が減ります。

その上、車に乗りたい人が増えます。

そのため、ドライバーを増やすための値上げが必要なのです。

もし、値段が上がらなかったら、運転してくれる人は、減ります。

そして、ウーバーを利用できる人も減ります。

すると、お客さんは車を使えなくなり、雪の中を凍えて歩かなければいけません。

しかし、値上げをして、供給を増やせば、お客さんは、ちょっと高い金額を支払いますが、車を利用できるのです。

「乗れない」より「高いけど乗れる」方がマシということです。

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