限界消費性向についてイラストで分かりやすく解説

ケインズ
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限界消費性向

もし、みなさんの給料がある日、突然上がったらどうですか?

給料が上がったら、いつもよりも贅沢できるので嬉しいです。

給料が上がれば、ついつい買い物をする量も増えます。

給料が増えたら、いつもより贅沢します。この贅沢する分のことを、限界消費性向といいます。

ある人の給料が増えたとして、その「増えた額の中で、どれだけを使うか」

これが、限界消費性向です。

「給料が増えたら、ぜんぶ貯金する」という人もいるかもしれません。

その人の限界消費性向は、0です。

また、「給料が増えたら、増えた中の半分を使う」という人もいるかもしれません。

その人の限界消費性向は、0.5です。

また、「給料が増えたら、増えた分は全部使う」という人もいるかもしれません。

その人の限界消費性向は、1です。


ちなみに、平均的な人の消費性向は0.8だと、ケインズは言います。

景気が良いと大きくなる

景気が良い時は、限界消費性向は、大きくなります。

なぜなら、将来に対する不安が少ないからです。

大きくなったら、景気が良くなる

限界消費性向が大きくなったら、景気が良くなります。

つまり、お金をどんどん使う人が増えると、景気が良くなります。

なぜなら、Aさんがお金を使うと言うことは、Bさんが儲かるということだからです。

誰かが贅沢したら、その分、経済効果を生むのです。

ここまでのまとめ

ケインズいわく、景気を良くするには、国民がお金を得る事が大切なのだそうです。

つまり、国民が給料(所得)を得ると、景気が良くなります。

景気をよくする方法

限界消費性向が増えたら、景気が良くなります。

では、どのようにして、限界消費性向を増やしたら良いでしょうか?

ケインズが考えたことは、お金持ちから税金をごっそりとる累進課税です。

貧しい人とは、失業者のことです。

失業者は収入がないので、買い物ができません。

一方で、お金持ちは、お金に余裕があるので、貯金をしています。

お金持ちは、貯金するほどお金に余裕があります。

そんなお金持ちから、税金をどんどん取るべきだとケインズは考えました。

失業者は収入がないので、買い物ができません。そのためお店が儲かりません。

なので、失業者にお金をあげれば、お店が儲かるようになるとケインズは考えました。

限界とは?

経済学でいう限界とは「少し増やした時の」という意味です。

そのため、限界消費性向は「少し増えたときの消費性向」という意味です。

限界貯蓄性向とは?

また、限界貯蓄性向という言葉もあります。

それは、給料が増えた分のうち、貯金する割合のことです。

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