景気が過熱した時に、政府がやるべきこと【中学公民】

公民
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景気は、良い方がいいです。

景気が良くなるというのは、お店のものがどんどん売れて、お店が儲かる状態です。

しかし、景気が良くなりすぎても問題です。

お店のモノが飛ぶように売れていくと、お客さんの商品の奪い合いが起きて、ちょっとしたパニックになってしまうからです。

景気が良くなりすぎてしまったら、政府は、どのように対応するのでしょうか?

詳しく見ていきます。

景気

景気には、3つの状態があります。

・景気が悪い状態(モノが売れない)

・景気がいい状態(モノが売れる)

・景気がよすぎる状態(モノが売れすぎる)

景気は、悪くても、よすぎても問題で、ちょうどいい状態にする必要があります。

景気が良すぎる状態

では、景気が良すぎる状態になると、どうでしょうか。

この状態になると、お店のものは、どんどん売れてしまいます。

商品を買いたい人が多くて、ある意味、商品の奪い合うような状態になります。

こうなると、モノの値段が上がります。

商品の値段が高くなる理由は、「買いたい人」が多いからです。

例えば、ケーキが一つしかないのに、買いたい人がいれば、より高い値段を出した人が、ケーキを買えます。

景気がよくなりすぎると

景気がよくなりすぎるのは、問題です。

それは、商品の奪い合いが起きるからです。

そして、お店の商品は、高くても売れるようになるため、値段が上がります。

「昨日より、今日の方が、商品が高くなっている」ということが頻繁に起きるようになります。

すると、賢い人たちは

「明日は、もっと値上げをしているかもしれない」

と予想するようになります。

「明日も値上がりする」と分かっていたら、みんなが慌てて「今すぐに買い物をしよう」と考えます。

今日買い物をするより、明日買い物をする方が損するということです。

いづれ必要になるものを前倒しで買っておくようになります。

しかし、買い物をする人が増えるほどに、商品の値段は上がります。

これが、どんどん悪化すると、ちょっとしたパニックが広がってしまいます。

「はやく買い物しないと!」と焦るからです。

これが、景気が悪くなりすぎることのデメリットです。

政府の対応

こんなとき、政府は、どのように対応するのでしょうか。

①増税

景気が良くなりすぎている時は、国民に買い物をするのをやめて欲しいです。

答えは、国民からお金を没収すればいいです。

つまり、国民から、より多くの税金を集めることで、国民がお金を持っていないようにすればいいのです。

税金が増えると、買い物に使えるお金の量が減ります。

お金を持っていなければ、買い物できません。

そのため、景気が過熱した時は、増税するのです。

税金が増えると、国民のお金が減ります。

すると、買い物にお金を使おうとする人が減ります。

こうして、買い物をしたい人が減ると、商品の値段は下がるのです。

②公共事業を止める

また、もう一つ、方法があります。

それは、給料を減らすことです。

普段行っている公共事業を止めることで、そこで働いている人たちの給料を減らすのです。

公共事業を減らすと、国民の仕事が減るので、買い物する人を減らすことができます。

まとめ

景気が過熱してる時の財政政策は、2つです。

増税と、公共事業を減らすことです。

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