財政政策とは
財政政策とは、景気を良くするために、政府が頑張ることです。

景気とは
景気とは「日本がどれくらい元気か」ということです。
みんながたくさん買い物をすると、日本が元気になります。
みんながたくさん買い物をする状態を「景気が良い」と言います。
たくさん買い物をする人がいることは、良いことです。
なぜなら、「買う人がいる」ということは「儲かる人がいる」ということだからです。

みんながお金をたくさん使うと、景気が良くなります。
一方で、みんながあまりお金を使わないと、景気が悪くなります。
政府の仕事
政府は、みんなから、お金をあつめて、それをみんなのために使っています。
みんなから集めるお金のことを、税金といいます。
また、みんなのためにお金を使うことを公共事業と言います。
両方、あわせて財政政策と言います。

財政政策とは、お金の集め方や使い方を工夫して、景気を良くすることです。
景気を良くするというのは、日本を元気にすることです。
お金の集め方(税金)
財政政策の一つ目は、お金の集め方を工夫することです。
お金を集めるときに、集める量を減らすと、みんながよころびます。
税金は低い方が嬉しいのです。
税金とは、政府に奪われるお金です。
奪われるお金は少ない方が嬉しいです。

税金を減らすことを、減税といいます。
例えば、100円ショップに行くと、商品は100円なのに、店員に110円払う必要があります。
この10円は、税金です。
税金とは、国民が政府に、払っているお金です。
税金を減らすと、その分、お店の商品が安くなります。
だから、買い物をするなら、税金が安いうちに買い物をした方がいいのです。
そのため、減税をすると、買い物をする人が増えます。
減税をしている間は、お店の商品が安くなるからです。
お金の使い方(公共事業)
財政政策の二つ目は、お金の使い方を工夫することです。
公共事業とは、道路や橋、水道など、みんなが使う物を作ることです。
公共事業をすると、みんながそれを使えるのでハッピーです。
しかし、それだけではありません。
橋を作ると、橋を作るために建築業者の人が働きます。
働くということは、給料をもらうということです。
お金をもらうことは、嬉しいことです。
橋や道路を作る中で、働く人が増えると、経済が活性化します。

公共事業を行うと、その分、儲かる人がいます。
日本の会社が儲かるようにすることで、日本の会社を応援するのです。