【ケインズ政策】管理通貨制度とは?なぜ金本位制がなくなったのか。

公民
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かつては、金本位制という制度がありました。

しかし、イギリスでは、ケインズが、早く金本位制をやめた方がいいと主張し続けていました。

金本位制とは何か?

なぜケインズはやめた方がいいと考えたのか?

詳しく見ていきます。

金本位制とは

金本位制とは、お金の量を金の量で決める制度です。

お金は、金と交換できるから、価値があります。

金と、同じ量のお金しか、作ってはいけないということです。

金「本位」は、金が基準ということです。

ちなみに「本位」とは、基準のことです。

たとえば、「自分本位」という言葉があります。

これは、自分を基準にする人のことです。

金というのは、作ることができません。

山を掘って新たに発掘するか、南アメリカから盗んでくるかしないと、金は増えません。

一方で、お金は簡単に増やすことができます。

しかし、金本位制というルールがあるので、バンバンお金を刷ることはできなかったのです。

金本位制をやめたい理由

金本位制のデメリットは、お金をたくさん作ることができない点です。

ケインズは、もっとお金をたくさん刷りたいと考えていました。

ケインズがお金をたくさん刷れるようにしたかった理由は、不景気の原因は、お金が少ないからだと考えていたからです。

例えば、Aさんが持ってるお金が少ないと、Aさんは、節約をします。

Aさんのように節約する人が増えれば、お店は儲りません。

お店が儲からないから、そこの従業員がクビになってしまって、失業者が増えてしまうのです。

景気を良くする方法

ケインズが考えた景気を良くするために必要なことは、「国民がお金を持っていること」です。

もっとお金を使う人が増えれば、お店は儲かるようになります。

だから、たくさんお金を刷って、国のお金の量を増やすべきだとケインズは考えていました。

しかし、金本位制のせいで、ある程度のお金しか刷れなかったのです。

金本位制をやめたい

ケインズが金本位制を止めるべきだと考えた理由は、この制度では、不況のときに、お金を増やせないからです。

金本位制というルールがある限り、ケインズ政策を行うことが難しいのです。

金本位制をやめた

ケインズが、「金本位制をやめたほうがいい」と主張し続けて10年近くがたちました。

ついに、1931年に英国首相の ラムゼイ・マクドナルド が 金本位制 を放棄しました。

ケインズは、喜びましたが「やっとか…」という気持ちが強くありました。

その後のイギリスは、比較的早く景気回復に向かいました。

アメリカ

アメリカでは、1933年にルーズベルト大統領が、金本位制を廃止しました。

理由の一つは、1914年に第一次世界大戦が始まり、お金が必要になったからです。

そして、「お金をガンガン刷っていい」仕組みにしました。

「お金をガンガン刷っていい仕組み」のことを、管理通貨制度と言います。

ちなみに、「お金」「貨幣」「通貨」は、同じ意味です。

管理通貨制度とは

管理通貨制度とは、政府が通貨基準を定める制度の事です。これはドルの価値低下を防ぐのが狙いです。

管理通貨制度になってから、お金は、金と交換できなくなりました。

金本位制と管理通貨制度

金本位制と管理通貨制度のそれぞれのメリットとデメリットを見ていきます。

金本位制のメリットは、お金の価値が下がらないことです。

一方、デメリットは、たくさんお金を刷れないことです。

景気が悪い時や、戦争の時は、各国の政府は、「お金をたくさん刷りたい」と考えます。

しかし、金本位制の時は、持ってる金の分しか、お金を刷れないのです。

次に、管理通貨制度についてです。

管理通貨制度のメリットは、お金を好きなだけ刷れることです。

デメリットは、お金を刷りすぎると、インフレになることです。

インフレとは、お金の価値が下がることです。

紙のお金をたくさん刷ることは、簡単です。

でも、お金をたくさん刷りすぎると、お金の価値が下がってしまうのです。

兌換紙幣と不換紙幣

金と交換できる紙幣のことを、「兌換紙幣」といいます。

金と交換できない紙幣のことを、「不換紙幣」といいます。

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