「三面等価の原則」とは、生産と、分配と、支出が同じ金額になるという原則のことです。
これをパン屋で、たとえてみます。
パン屋
とあるパン屋さんでは、2人のスタッフが働いています。
1つ500円のパンを、10個売りました。
その日の売り上げは、5000円です。

これを、3つの視点から見てみます。
生産の面
そのパンを作るために、小麦粉などを使いました。
その材料費は、1000円でした。
売り上げから、材料費を引きます。
5000円ー1000円=4000円
これは、生産面から見た所得です。

分配の面
売上の4,000円は、どう分けたのかというと、2人でお店を切り盛りしているので、2人で分けます。
1人2000円受け取りました。
2人で、合計4000円です。
これは、分配面から見た所得です。

支出の面
お客さんは、実際に払ったお金は、5000円です。
しかし、そのうちの1000円は、材料費として、他のお店に支払われます。
パン屋さんが受け取るのは、4000円です。
これは、支出面から見た所得です。

どの面から見ても、最終的に4000円になります。