マネタリーベースも、マネーストックも、両方とも「世の中にあるお金」という意味です。
しかし、少し違いがあります。
どのように違うのか、見ていきます。

マネタリーベース
マネタリーベースとは、「世の中に存在する全てお金」のことです。
マネタリーベースは、中央銀行が増やしたり減らしたりできるお金です。
中央銀行は、マネタリーベースの量を調整することで、景気をコントロールしています。
中央銀行は、預金準備率を上下させることにより準備金の量を調整します。

「現金+日銀当座預金」がマネタリーベースです。
マネーストック
マネーストックは、国民のお金と、国民が銀行に預けたお金のことです。
マネーストックは、国民が銀行に預けた預金も含みます。

「現金+預金」がマネーストックです。