ケインズは「財政政策は役に立つ」という話がしたくて、45度線分析の話をしました。
具体的に見ていきます。
45度線
これは、45度線です。
傾きが 45 度なので「45度線」と呼ばれます。

これが表しているのは、「総供給」と「国民所得」は、同じ量であるということです。
式で表すと「総供給= 国民所得」です。
総供給= 国民所得
「総供給」と「国民所得」は、同じ量であるということなので
総供給が増えると、国民所得も増えます。
例えば、縦に1増えたら、横も1増えます。
また、縦に2増えたら、横も2増えます。
縦に3増えたら、横も3増えます。

45度線は、総供給曲線と呼ばれます。
もう1本の線
ここで、もう1本の線が登場します。
総需要曲線です。
下の絵の青い線です。

ゴール
ゴールは、国民所得を増やすことです。
みんなを豊かにするためには、国民所得税を増やす必要があります。
国民所得が増えたらハッピーです。

上の絵のオレンジの点が右に動いてくれたら、国が豊かになったということです。
オレンジの点が右に動いてほしいです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
国民所得を増やす方法
ケインズが考えた国民所得を増やす方法は、青い線を上に動かすことです。

青い線を上に動かすことを財政政策と言います。
これを行うと、国民所得が増えます。

ケインズは、この図を使って、財政政策をすると、国民所得が増えると主張しました。