「財政政策」と「財政支出」は、何が違うのでしょうか?
詳しく見ていきます。

財政政策
財政(ざいせい)とは、お金を集めたり、お金を使ったりすることです。
政策(せいさく)とは、政府の計画のことです。
財政政策とは、政府がお金を集めたり、使ったりする政策のことです。

財政支出
支出とは、お金を使うことです。
財政支出とは、政府が使うお金のことです。
例えば
- 道路やダムなどをつくる → 公共事業
- 年金や医療費を支える → 社会保障
- 国民に給付金を配る → 給付金
- 学校や教育を支える → 教育
- 自衛隊などの活動に使う → 防衛
- 公務員の給与を支払う → 政府の人件費
などに、お金を使います。

政府が使ったお金のことは、歳出と言います。
ニュースや経済の話では、「財政支出」=「歳出」という使われ方をすることも多いです。
「財政政策」と「財政支出」
「財政政策」と「財政支出」は、何が違うのでしょうか?
財政政策は、お金を「集める・使う」の両方が含まれています。
一方で、財政支出は「お金を使う」ということにフォーカスします。

公共事業について
財政政策の具体例として、1番教科書に出てくるのは、公共事業です。
公共事業とは、ダムのような大きなものを作ることです。
「みんなが使うものを作ること」を「公共事業」と言います。

最近の日本
最近の日本の財政支出の内訳についてです。
日本政府は多額の財政支出をしていて、その中心は社会保障などです。
社会保障は、年をとったり、生活に困ったりしている人に、お金を配ることです。
「必要だから使う」という性格が強いものです。
現在、日本の政府はこれに多額のお金を使っているのです。
歳出では、ザックリと、下の図のようなお金の使い方をしています。

戦後の日本では、道路やダムや水道など、何もかもがありませんでした。
そのため、何十年も前は、公共事業が必要でした。
しかし、現在では、道路も水道もダムも橋もたくさんあります。
これ以上作る必要がないのです。
そのため、最近では、公共事業の規模感は、横ばいです。

