自由貿易と保護貿易、どっちが良いのか?中学生向けにイラストで解説

自由貿易
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貿易

貿易とは、海外から買い物をすることです。

もし、あなたが「海外で作られた商品」を買ったら「貿易された商品」を買ったということになります。

「貿易を自由にしよう」というのを「自由貿易」と言います。

自由貿易をすると、海外の商品が安く買えるようになります。

お客さんが嬉しい

自由貿易をすることで、嬉しいのはお客さんです。

なぜなら、いろんなモノを安く買えるようになるからです。

例えば、日本の場合、バナナを育てるのは難しいです。

そのため、フィリピンなどの南国からバナナを輸入しています。

自由貿易のおかげで、日本人のお客さんは、バナナを食べる事ができます。

また、バナナを売る人にとっても、メリットがあります。

フィリピンのバナナ農家にとって、日本人がバナナを買ってくれたら嬉しいです。

日本人がバナナを買うから、フィリピンの農家は儲かるのです。

また、日本は、車を作るのが得意です。

そのため、車を作ってたくさんの国に輸出しています。

このように、自由に貿易が行われれば、お互いに得意なものを活かせるようになります。

自由貿易で損する人

自由貿易で損する人もいます。

それは、苦手な産業の人たちです。

例えば、日本は中国と比べると、安い電化製品を作るのが苦手です。

中国では人件費が安いので、日本より安く商品を作ることができます。

中国が、安い冷蔵庫を作ったとします。

すると、日本の電化製品屋さんで、安い輸入品と高い国産品が並ぶようになります。

電化製品屋さんで、安い商品と高い商品があれば、お客さんは安い方を選びます。

お客さんは、その商品が、国産品か輸入品かあまり気にしません。

同じクオリティなら、安い商品を買うのが普通です。

そうなると、日本で作られた商品は売れなくなるのです。

つまり、日本の電化製品の売り上げが落ちて、そこで働いてる人が仕事を失うかもしれません。

貿易をすると、自国の得意な産業は、発展します。

一方で、苦手な産業は、競争に負けてしまうのです。

保護貿易

自由貿易に反対する人は、保護貿易に賛成しています。

保護貿易とは、海外からの輸入品を、できるだけ輸入しないようにすることです。

保護貿易をすると、自国の苦手産業を守ることができます。

保護貿易のメリットとデメリット

保護貿易のメリットは、苦手な産業で働いてる人がトクをするという点です。

保護貿易が行われると、ライバルがいなくなります。

すると、国内の商品が売れやすくなります。

しかし、保護貿易にはデメリットがあります。

それは、お客さんが商品を高い値段で買うようになることです。

海外から輸入すれば、お客さんは安い値段で商品を買えます。

しかし、輸入品が買いづらくなることで、お客さんは、高い国内品を買うしかなくなるのです。

自由貿易でトクする人

自由貿易をする方が、それぞれの国のお客さんにとって、1番おトクです。

安く商品が買えるからです。

さらに、得意産業は、輸出ができるようになるので、さらに儲かります。

自由貿易でトクする人は、得意な産業で働いている人と、お客さんたちということです。

自由貿易
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