累進課税とは
累進課税とは、所得が高くなれば、税率も高くなる仕組みです。
つまり、お金を稼いでる人から、税金をたくさん取って、稼いでない人からは、あまり税金を取らないということです。
メリット
メリットは、貧富の差を改善することができることです。
お金持ちは、税金をたくさん納める能力があります。
なので、お金持ちからたくさん税金を集めるのは、良いアイディアです。
それに、お金持ちは、お金を持っていても、どうせ貯金します。
貯金されてしまうと、経済が回りません。
一方で、お金に切羽詰まってる貧しい人は、お金を得るとすぐに使います。
お金は、たくさん買い物をする人が持つべきです。
なので、お金をすぐに使いがちな貧しい人に、お金を与えるべきなのです。
ケインズは、お金持ちから税金を集めて、これを貧しい人に渡せば、貧富の差が埋まると考えました。
累進課税があれば、富の格差が生じにくいのです。
デメリット
累進課税のデメリットは、稼げば稼ぐほど、税金の負担が増えることです。
累進課税がある国では、人によっては「税金が高くならないように所得を減らそう」と考える場合があります。
また、累進課税は「たくさんお金を稼いでる人」から、税金を取る仕組みです。
親から財産を受け継いだ「本当のお金持ち」からは、税金を取らない仕組みなのです。
つまり、「これからお金を稼ごう」と頑張ってる人にとって重荷になります。
経済は、「これからお金を稼ごう」とする人がたくさんいることで、発展します。
つまり、累進課税は、国の発展を止めてしまうのです。
また、フリードマンは、「無理やりAさんのお金をBさんのものにするのは、Aさんに対する自由の侵害である」と主張しています。