資産効果とは?ピグー効果とは?イラストで分かりやすく解説

ケインズ
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ケインズは、物価が安くなると、景気が悪化すると考えました。

一方で、ピグーは、物価が安くなっても、景気は悪化しないと考えました。

この記事では、ピグーの考え方を見ていきます。

資産効果とピグー効果

資産効果と、ピグー効果と同じです。

「デフレになると人々は買い物をたくさんする」という効果のことを「資産効果」と言います。

資産効果は、イギリスの経済学者アーサー・セシル・ピグーが提したので「ピグー効果」ともいいます。

ケインズの考え

物価が安くなることをデフレと言います。

デフレの時は、商品を安くしないと売れません。

例えば、パン屋さんは、パンを値下げして、どうにか売ります。

値下げして売るので、パン屋の利益は下がります。

デフレの時は、お店が儲かりづらくなります。

しかし、ピグーは、心配はいらないと考えました。

なぜなら、デフレの時は、消費と設備投資が増えるからです。

ピグーの考え

消費とは買い物のことです。

お店のパンの値段が安くなれば、今までと同じ金額で、よりたくさんのパンが買えます。

デフレとは、物価が下がることです。

例えば、デフレで物価が半額になったとします。

半額になると、ふだん1つ買うものを2つ買うことができます。

人々は、自分がお金持ちになった気分になってたくさん買い物をします。

結果的に、お店が儲かって、景気が良くなっていきます。

今までよりも安く買えることで、お金が浮くので、浮いたお金でよりたくさんの買い物をするのです。

設備投資が増える

また、設備投資も増えます。

設備投資とは、企業が行う買い物です。

デフレの時は、同じ設備投資プロジェクトでも、今までよりも安く行うことができます。

すると、新たに設備投資しようとする企業が現われてきます。

こうして、機械や工場建設資材が売れて、儲かる企業が出てくるので、景気が良くなっていきます。

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