【漫画家さん向け】宗教を漫画でパロディにして良いの?留学生にインタビューしてみた

異文化理解

「夢を叶えるゾウ」や「聖☆おにいさん」など、宗教を扱った小説や漫画などが日本にはあります。

このような作品は、海外の人には、どう映っているのでしょうか?

留学生にインタビューをしたので、ここにまとめます。

(インタビュー内容は、あくまでも個人の感想です。参考程度にご覧ください)

キリスト教徒

アメリカ出身の10代の友達に、キリスト教を扱った漫画をどう思うか質問したところ

「アメリカにも似たようなものがある」という回答が返ってきました。

そのため、「宗教をパロディにされたら嫌だ」という気持ちには、ならないそうです。

仏教徒

カンボジア出身の30代の知り合いと話していた時に、日本の漫画の話になったので、宗教をパロディにした漫画をどう思うか、質問しました。

返事としては「面白くて、好きだ」というものでした。

宗教のパロディは、あくまでもパロディとして楽しむのだそうです。

だから、何も問題がないそうです。

しかし、もし座布団や、靴下のような「踏みつけるもの」に宗教的なものをプリントしてしまうとアウトなのだそうです。

ヒンドゥー教徒

インド出身の30代の方と話していた時に、『夢を叶えるゾウ』のドラマについての話題になったことがありました。

ガネーシャを扱ったドラマや小説をどう思うか質問したところ「宗教をドラマや小説にすることは、何も問題がない」という回答が返ってきました。

イスラム教徒

それでは、イスラム教は、どうでしょうか?

「アッラー」や「ムハンマド」を取り扱ったパロディは許されるのでしょうか?

アフガニスタン人の20代の友達にインタビューしたところ

「宗教を面白がると、あまりムスリムに受け入れられないかもしれない」という意見を教えてもらいました。

コーランに詳しくない人が、コーランの内容に触れるようなものを書いてしまうと、少し危ないのだそうです。

しかし、漫画の中に「イスラム教徒」を登場させるだけなら、問題はありません。

例えば、ツイステッドワンダーランドのジャミルやカリムなどは、イスラム教徒たちにも大人気です。

ジャミルとカリムが「イスラム教徒」なのかどうかは分かりませんが、豚ではなく羊を食べてるストーリーなどは、イスラム教徒たちの共感を呼んでいます。

また、食事の時に「押しが強い」様子や、紅茶に砂糖をたくさん入れてしまうお話などは、海外の人にとっても面白いお話だと思います。

私自身も、マレーシア生まれなので、イスラム教徒あるあるだと感じて、すごく楽しかったです。

最後に

この記事を読んでいるあなたは、海外の文化に敬意を払っているから、記事を読んでいるのだと思います。

その敬意は読者に伝わると思いますし、読者は、そんな素敵なあなたの作品を好きになってくれると思います!

あなたの創作活動を応援しています!

読んでいただきありがとうございました。

 

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