【中学生向け】小さな政府、大きな政府のそれぞれの意見を漫画で紹介

公民

小さな政府

小さな政府の賛成派

小さな政府は、アメリカのような自由放任主義的な考え方をしています。

このような国では、税金は小さくなりますが、国の公共サービスも小さくなります。

政府が使うお金を最小にすべきだという考えを 「小さな政府」 と言います。

小さな政府の賛成意見

小さな政府は、お金持ちなことは努力のおかげで、貧しいことは自己責任という考え方をしています。

小さい政府では、政府は貧しい人を助けません。

また、税金を取る時は、みんなから、平等に取ります。

小さな政府では、儲かったら、その分、儲けた人がより多くのお金を自分で使えるのです。

また、大きな政府では、親が死んだら、その財産の一部は、税金として、政府が取ります。

しかし、小さな政府の人は、親が死んだら、その財産は、子どもが受け取るべきだという考え方をしています。

 

大きな政府の反対意見

大きな政府は税金が多いです。そのため、お金持ちの人にとっては、不満が溜まります。

せっかくお金を稼いだのに、税金でどんどん取られてしまうのです。

大きな政府は、怠け者がトクしてしまいます。

小さな政府では、税金が少ないので、努力家の人は、働くモチベーションが湧きます。

自分で稼いだ分は自分の取り分にできるので、努力が報われるのです。

大きな政府

大きな政府の賛成派

大きな政府とは、スウェーデンのような税金が多いけど、福祉も多い国のことです。

大きな政府の賛成意見

大きな政府は「お金持ちは、貧乏な人を助けるべきだ」と考えています。

なぜなら、お金持ちになれるかどうかは、運だからです。

大きな政府では、お金持ちがたくさんの税金を納めなければいけません。

そして、貧しい人は、あまり税金を納めなくて大丈夫です。

大きな政府では、稼いだ人からより多くの税をもらいます。

そして、その税金で、困っている人を救います。

小さな政府の反対意見

小さな政府は、貧富の差が広がります。

つまり、貧しい子どもが増えます。

すると、学校の先生が、貧しい子どもを助けなければならなくなってしまいます。

政府が小さくなると、学校の先生の役割が大きくなるのです。

本来なら、学校は勉強する場です。

しかし、貧富の差が広がると、食べることができない生徒がたくさんいる状態になります。

先生たちは、教育に専念したいのですが、みんなが貧しくなると、勉強どころではなくなってしまうのです。

食べるモノがない生徒を見たら、先生たちは、生徒が食べるのが先だと考えます。

子どもを預かる学校が、子どもの面倒を見るしかなくなるのです。

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