【中学生向け】国債とは?イラストで分かりやすく解説

国債

国債とは何か?中学生向けに解説します。

国債とは、お金と交換できる紙

国債とは、お金と交換できる紙です。

現在では、デジタル化していて「紙」があるわけではないらしいですが、昔は紙でした。

(また、紙の色が何色かは分からないので、このブログでは、とりあえず赤で表します。赤であることに理由はありません)

国債があれば、お金と交換してもらえます。

お金が足りない時に、政府は、国債を発行します。

なぜなら、国債を発行すれば、お金が手に入るからです。

(「発行する」とは「作る」という意味です)

誰がお金と交換してくれるのか

国債をお金と交換するとき、「国債を売る・国債を買う」と言います。

「売る・買う」という言葉は、「お金と交換する」という意味です。

政府は、国債を発行して、売ります。

国債を買うのは、銀行や、私たち個人です。

国債を買う人のことを「投資家」と呼ぶこともあります。

(ここでの「投資」とは、「お金を増やすためにお金を使うこと」を意味しています)

投資家はなぜ国債を買うのか

投資家が国債を買う理由は、国債を買うと、後でお金が増えて返ってくるからです。

国債を購入している投資家は、国債を買うことで、お金を増やしているのです。

国債を買うと、その時に払ったお金は、満期になると返ってきます。

(「満期」とは「期限が来る」という意味です。「あらかじめ決められた日になる」ということです)

国債を買う時に払ったお金は、あらかじめ決められた日に戻ってきます。

しかも、お金は少し増えて返ってきます。

「少し増える分」ことを「利子」と言います。

お金を返してもらう日のことを「満期」と言います。

国債には「満期がきたら、これだけ利子をつけて返します」と書いてあります。

国債を買っておくと、お金が増えるのです。

政府の立場から考えると、国債は借金と同じです。

お金を借りて、期限がきたら、お金を返します。

この仕組みは「借金」と同じです。

そのため、「国債は政府の借金」と言われています。

銀行も国債を買う

また、政府から国債を買っているのは、個人だけではありません。

銀行も、国債を買っています。

銀行とは、お金を預ける場所です。

貯金をしてる人のほとんどは、銀行にお金を預ける形で、貯金をしています。

銀行に預けているお金のことを「預金」と言います。

「預ける」「お金」で「預金」です。

銀行は、国債を買っています。

銀行が国民の預金で、国債を買っているのです。

私たちが銀行に預けた預金は、国債を買うお金として使われています。

つまり、私たちの銀行の預金が、政府に貸し出されています

だから、私たちは、国にお金を貸していることになるのです。

政府はお金を返せるのか

私たちは、銀行にお金を預けています。

預金はいつでも引きだせます。

今ところは問題ありません。

しかし、国に貸したお金が返ってこない可能性も考える必要があります。

政府の立場から考えると、お金を返さないといけません。

国債は、お金を借りれる紙です。

借りたお金は返さないといけません。

政府が国債を大量に発行していると、「本当にお金を返してくれるの?」という疑問が投資家の間で広がります。

そうなると、「日本の政府は信用出来ない」という気持ちになります。

国債に投資したい人が減るのです。

また、国債で借りたお金が返ってこないと、銀行のお金がなくなってしまいます。

国債で借りたお金は、返す必要があるのです。

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