国債とは、お金と交換できる紙です。
国債を持っていると、お金が増えます。
どんな仕組みなのか見ていきます。
国債とは
国債とは、国にお金を貸したときにもらう紙です。
例えば、政府に100万円を貸すと、額面100万円の国債を受け取ります。
今回は、下記の国債を例にして説明します。
・額面100万円
・償還期間10年
・金利2%
「額面」とは、この国債を発行して、国がいくら借金したかの額です。
貸した側からすると「いくら貸したのか」という数字が「額面」です。
また、償還期間 10年というのは「10年後にお金を返します」ってことです。
償還期間 10年の国債は、10年後に100万円が帰ってきます。
金利とは、お金を貸した人がもらうお金のことです。
国にお金を貸してる間は、毎年、金利を受け取ります。
国債は「お金のなる木」
国債は「お金のなる木」のようなものです。
金利2%というのは、毎年2% の金利を受け取れるということです。
もし100万円を、2%の金利で貸すと、 毎年2万円を受け取る生活になります。
この国債を持ってる間は、毎年2万円がもらえます。
また、償還の時に100万円が返ってきます。
金利の決まり方
金利の決まり方は、国債が人気かどうかで決まります。
国債の金利は政府が勝手に決めることはできません。
なぜなら、その金利で貸してくれる人がいなければ借金ができないからです。
国が「この国債を金利2%でいかがですか?」と言って、それにOKする投資家がいたら、金利が決まります。
国債の人気が高いときには、金利が低くなります。
また、国債の人気が低くなると、金利が高くなります。
国債に投資する投資家がどれくらいの金利を望むかによって、金利が決まるのです。